神様の居場所?
2018年 07月 30日 (月)
こんにちは。地域に密着する工務店、
ラッフルズホーム、アフター担当の大林です。
いきなりですが、神様の居場所の話です。
ご存知の通り、家づくりには土地が必要で、その土地が決まったら、
土地の神様にご挨拶を込めて、『地鎮祭』をします。
、、というのが当たり前になっていますが、他国の人から見れば、
この儀式は日本人の宗教ですよね。
もう当たり前になっていて改めて、
地鎮祭は宗教か?って自問することはないですけど、
初詣とかも何故そういうしきたりがあるの?なぜするの?って言われてみれば、
他国の無知の外人さんに説明するのは難しいです。
一言、。我々のルール、宗教です、といえば納得するのですが、
こちら側にその自覚がないから、ちょっと迷ってしまいます。
今どきの日本人は、初詣は神社かお寺に行きます。結婚式は神式もありますが、
予算の都合で人前結婚というのも最近は増えています。。
ともかく現実的には多宗教であります。
家の話に戻りますが、地鎮祭の後、家の棟が上がったら、『上棟式』があり、
この場合、大工の棟梁は神主さんと同じ役割をします。
昔の大工は苗字帯刀を賜り、上棟式の際には烏帽子をかぶり、
祝詞を上げることができました。
そんなかんなで家は建ちました。が、
今の家に、神棚とか仏壇の場所は?
ちょっと前まで、台所には竈の神、荒神様を大抵は祀っていました。
ついでに言うと竈の神様はひょっとこ=火男のことでもあるそうです。
で、この火男。
目が一つで、日本には一つ目神社と言うのがあります。
鍛冶の神様です。
さらに面白いのは鍛冶の神様で、目が一つなのは、
ギリシャ神話にも同様の神様がいるということ。
、、、面白いですねー。
家を建てるということは、今更ながら人生の中ではポイントが高いのだと思います。
仮に賃貸とかの場合は、「ここが神棚、ここが仏壇を置く場所。」
って言われたら引きますよね。
仮の場所には、そういうことは必要ないわけです。
つまり家を建てるということは、
子々孫々、末代、未来永劫まで関わってくるということ。
ちょっと考えを巡らして、
神様に感謝する場所、祖先のことを想う場所、
というのも、忘れかけている何かの一つなのかも知れません。
あ、きょう蝉の脱皮するところの写真が撮れました。